NHK党の立花孝志党首(55)が9日、国会内で行われた党の定例会見に出席。国会欠席を続ける同党のガーシー参院議員(51)をめぐって、立憲民主党の参院幹部が懲罰委員会を検討する段階との見通しを示したことに「懲戒処分をやるならやってみろ。やり返してやるだけだと。立憲民主党さんがそういうことをおやりになるというのであれば、我々は発信力という武器を使ってNHK党らしい形で、やり返しをさせていただきたい」と反発した。
滞在先のドバイから、自身のオンラインサロン「GASYLE(ガシる)」で暴露活動を続けるガーシー氏。日本に帰国できない理由について立花氏は「彼がやっていることは不正の暴露。日本に戻ってきたら不当逮捕であったりとか、不当勾留という可能性があります。いろいろな危険や、彼が暴露した関係者からの物理的な攻撃もある。宮台(真司)さんもああいう形で襲撃された。日本に戻ってくるよりも、これまで通りの活動でいいと考えています」と、従来の主張を繰り返した。
年明けにも帰国し、登院の意思を示しているガーシー氏だが、立花氏は「僕は止めもしませんが、戻ってきてほしくない。帰ってくるなと」と、出席する必要はないとした。「そもそも、議会の人が休んだら他の議員が仕事をやらなければいけないというものではない。(国会に)来ないことに関して問題のない制度にしているにもかかわらず、それを『懲罰するぞ』という脅しで国会に出てこいということは異常」と語気を強めた。
参院議員運営委員会の理事会は、ガーシー氏に国会欠席を続ける理由を文書で質問。立花氏は「当然、説明をしているんですが、どうも文書でくれということなので。その説明を再度していく。ガーシーの電話番号を公開するから、電話とかZoomで話をしようと提案しているのですが、議院運営委員会のほうはなぜか『すべて文書で』。言論だと思うんだけどね、国会なんだから」と明かす。
立花氏は「立憲民主党の幹部の方が、国会に来ないことで懲罰ということをおっしゃっていますけども…。具体名を出して申し訳ないですが、れいわ新選組の障がいをお持ちの方だとか、ご病気で休んでおられる水道橋博士にも出席しろと言っているに等しい。そういうものではないですよね」と疑問を投げかけた。