英国の女性ミュージシャン、クリスティン・マクヴィーさんが死去した。79歳だった。「フリートウッド・マック」のメンバーとして知られるクリスティンは11月30日、病院で「安らかに息を引き取った」という。
クリスティンの遺族はフェイスブックでこう声明を出している。「クリスティンの死を、重い気持ちでお知らせします」「彼女は短い闘病の後、家族に囲まれて病院で安らかに息を引き取りました」
「この非常に辛い状況を踏まえ、家族のプライバシーを尊重していただきたく思います。そして、誰もがクリスティンを心に留め、素晴らしい人間で、世界中から愛され、尊敬すべきミュージシャンだった彼女の人生を覚えていて下さることを願っています」
フリートウッド・マックも公式ツイッターで、「誰もが自分のバンドに持つことのできる最高のミュージシャン」とクリスティンを称賛し、故人を偲ぶ言葉を綴っている。「クリスティン・マクヴィーの死去に、悲しみを表現する言葉が見つかりません。彼女は本当に唯一無二の存在で、特別で、計り知れない才能の持ち主でした」
「彼女は誰にとっても最高のミュージシャンであり、最高の友人でした」「私たちは彼女と人生を共にすることができてとても幸運でした。クリスティンとの素晴らしい思い出に感謝し大切にします」
この他、シェリル・クロウ、ベット・ミドラー、ガービッジ、ティム・バージェスらもソーシャルメディアで追悼のメッセージを送っている。
クリスティンは1970年代にフリートウッド・マックに参加。バンドはその後チャート上位にランクインするなど、20年間で最も有名で成功したロックグループの一つとなった。1977年にリリースしたアルバム『噂』 は今でも最も売れたロックアルバムの1つである。
