兄弟デュオ「エヴァリー・ブラザース」のドン・エヴァリーが死去した。84歳だった。21日、ナッシュビルの自宅で息を引き取った。同グループのインスタグラムにはこう綴られている。「深い悲しみと共に、アイザック・ドナルド・エヴァリーが本日亡くなったことをお知らせします。妻アデラ、母マーガレット、子供と孫を残し逝きました。RIPドン」
この訃報にドラマ『ナッシュビル カントリーミュージックの聖地』で知られる俳優チャールズ・エステンやセッションミュージシャンのブライアン・レイらが追悼の言葉を寄せている。
エヴァリー家の広報はロサンゼルス・タイムズ紙に「ドンは自らの心に忠実に生きました。ソウルメイトで妻のアデラと共に夢に生きることができたこと、エヴァリー・ブラザーズとして音楽を発表できたことに感謝していました」と説明した。
ドンと実の弟で2014年に肺疾患で死去したフィル・エヴァリーによる同グループは1957年にデビューアルバムをリリースし、1960年にワーナー・ブラザースと契約、通算21枚のスタジオアルバムを発表し『バイ・バイ・ラヴ』『夢を見るだけ』『プロブレムズ』といったヒット曲で知られている。
また、1986年にバディ・ホリー、エルヴィス・プレスリー、チャック・ベリーと共にロックの殿堂入りしたほか、2019年にはカントリー・ミュージック殿堂博物館への殿堂入りも果たしている。