カタールで開催中のサッカーW杯で日本が強豪スペインを2―1で撃破し、決勝トーナメント進出を決めた。元日本代表の本田圭佑は、インターネットテレビ局「ABEMA」に出演し、話題の独自解説をこの日も展開した。
0―1で迎えた後半3分、堂安が同点弾。同6分に田中が勝ち越しゴールを決めた。本田は勝ち越し直後にうれし泣きする観客の映像に「泣くんまだ早いって」と指摘。「こっから長いよ」と幾度も繰り返した。後半のロスタイムが、ドイツ戦と同じく7分と表示されると「長ない?前も同じこと言った気がする」と感想を口に。その後、度々ゴールに迫られると「声かけ合えや。ここまで来たら根性や」とエールを送った。
日本は予選リーグを2勝1敗の勝ち点6とし1位通過。スペインが勝ち点4で2位。ドイツは4-2でコスタリカを下し勝ち点4としたが、得失点差で敗退。日本を1-0で破ったコスタリカも勝ち点3で姿を消した。日本は決勝トーナメント1回戦でF組2位のクロアチアと対戦する。
本田は試合終了からしばらくして「結果に関してはこれ以上はない。称賛されるべき」とした上で「ドイツ戦の勝ちはわりと奇跡。きょうはプラン通りに進んで勝った。これはすごい。森保さんの采配は、1、2戦目は否定的でしたけれど、これは認めざるを得ない」と賛辞を送った。この日の殊勲者を一人挙げることを求められると「難しいけどやっぱり三笘さんかな。守備での活躍がすさまじかった」と語った。「正直言って予選突破できると思わなかった」とも漏らした。