英国のロックバンド、カイザー・チーフスのボーカルであるリッキー・ウィルソン(44)が、週末のライブで昔の酒癖に陥り、ファンを失望させたことを謝罪した。3年前に禁酒したことを明かしていたリッキーは、5日、ロンドンのO 2アリーナ公演で、ろれつが回らず、ステージ上でふらふらしている姿を見せ、ファンの間で懸念を引き起こした。
リッキーは声明の中で、こう語っている。「ダサい言い訳はしたくない。僕はこれまでの人生でいくつかの課題に直面してきたし、常に周囲から支えられて踏ん張ってきた」「土曜日の夜のO 2アリーナ公演で過ちを犯し、昔の飲酒習慣に頼ってしまった。多くの皆さんや身近な人々を動揺させ、がっかりさせた」
「僕は人を失望させないことに誇りを持つようにしているけど、その点であの夜は自分自身に失望させた」「そのようなことが二度と起こらないようにするために必要なことはすべてやっているし、今後もそうするつもりだ」
あるファンは「私が今夜観たのは、控えめに言っても酔っ払って無秩序なパフォーマンスだった。本当にめちゃくちゃだ。残念ながら、これは私が人生で見た中で最悪のライブパフォーマンスに違いないね」とツイッターに綴り、 また別のファンも「本当にがっかりした」と評した。
バンドは、先週ニューシングル 『ハウ・2・ダンス』をリリース、現在イギリス全土でツアーを行っている。
2019年に自身のアルコールの問題を認識し禁酒をしたリッキーは当時、こう語っていた。「個人レベルで酷かったと思っている。止めたいと思うには十分なくらい」「でも音楽業界全体では、僕はほとんどの人よりも酒を飲まなかったと思うな」