ローラーコースター(ジェットコースター)の乗車で、新型iPhoneの緊急SOSが発動するという。iPhone14にはオーナーが事故に巻き込まれたことを察知し、自動的に緊急サービスにつながる機能が搭載されており、米国のある遊園地で実際にその衝突検知システムが起動してしまう事態が発生した。
ウォール・ストリート・ジャーナルが入手した緊急電話の録音には、自動メッセージが「このiPhoneのオーナーは重大な車の衝突事故に巻き込まれました。電話への応答もありません」と再生され、バックグラウンドには遊園地の音が聞こえている。
この誤作動により緊急サービスの時間が浪費され、連絡を受けた親戚らへの無駄なストレスが生まれているとして、ニューヨーク州ウォーレン郡の緊急サービス部門の所長メリッサ・ブール氏はこう話す。
「緊急連絡に最大の注意を払っています。全ての連絡が調査されます。実際緊急ではない連絡を受けることには慣れていますが、救急隊員の神経をすり減らすものでもあります」