ラッパーのカニエ・ウェスト(45)が、インタビュー番組『ザ・ショップ:アンインタラプテッド』で「ヘイトスピーチを繰り返した」ことから出演回がキャンセルとなった。先日反ユダヤ主義発言でツイッターとインスタグラムからブロックされていたほか、パリ・ファッションウィークでは「ホワイト・ライヴズ・マター」と書かれたTシャツを発表したことでも非難を浴びているカニエ、同番組の制作側はカニエが「敬意を持って議論」できなかったことから公開を中止する決断を下したという。
スプリングヒル・カンパニーのマーヴェリック・カーターCEOは、こう声明を出している。「昨日、私達はカニエ・ウェストと『ザ・ショップ』のエピソードを収録しました。何週間も前にカニエに依頼しており、私は収録の前日にカニエと直接話をして、彼が『敬意を持って議論』できると思いましたし、彼は最近のコメント全てに対し説明する準備が出来ていました。不運にも、彼は『ザ・ショップ』の場を使い、さらなるヘイトスピーチや極度に危険なステレオタイプを繰り返したのです」
そして同番組は、異なる意見を「受け入れる」として「カニエの発言やこのエピソードを公開しない決断を下しました。『ザ・ショップ』は、思慮に飛んだ会話や異なる意見を受け入れますが、いかなる種類でもヘイトスピーチを決して容認しませんし、我々のチャンネルがヘイトを広げるために使われることも許しません」「私はカニエが異なる会話を求めていたと考えたことに対する全責任を取ります。ヘイトスピーチは決して観客を得るべきではないのです」と続けた。
カニエはツイッターに「今夜は少し眠いが、起きたらユダヤ人たちにデスコン3を仕掛けにいく。おかしなことだが、俺は反ユダヤ主義にはなれない。なぜなら黒人は実質ユダヤ人だからだ。そしてお前らは俺を弄び、自分たちの計画に反対する人間を全員排斥しようとした」と投稿したが後に規則違反で削除されていた。