R&B歌手のR.ケリー(55)が、性暴行した女性の1人と婚約していたという。女性や未成年に対する性的搾取の計画を首謀したとして、先日禁錮30年が決まったケリーだが、その判決前に被害者女性の1人ジョセリン・サヴェージさんがアナ・ドネリー判事に請願書を提出、その書類の中でサヴェージさんはケリーと婚約関係だったことを明かしたかたちだ。
11日、TMZが発表した書類の内容にはこうある。「私の名前はジョセリン・サヴェージ。ロバート・ケリーの婚約者です。彼の判決の前にロバートへのサポートとしてこの手紙を書いています。私は政府が思い描いているような被害者ではないことを裁判所で説明することができます」。
サヴェージさんはケリーとの愛は本物だと続ける。「彼と出会えたことは私にとって最高の出来事です。本当に特別な繋がりがあり深く愛し合っています」「今も私はロバートをサポートしています。彼を愛していますし、これからもずっとサポートし続けます。ロバートは政府が言っているようなモンスターではありません」「私の知るロバートはとても優しく、穏やかな王様です。いつも守られていると私に思わせてくれる、彼と一緒にいた女性は皆そうです」「素晴らしい心を持った素晴らしい男性で、愛する人々と共に家で生活するに値する人です」。
サヴェージさんは裁判中の宣誓証言で婚約について触れなかったため、サヴェージ家の弁護士は約束の真偽を疑問視している。また、サヴェージさんの家族は現在本人と連絡を取りたいと思っているものの、ケリーと一緒に住むことを理由に家を離れて以来連絡を取り合っていない状態だという。
昨年9月、ケリーはマン法違反やゆすりなど9つの罪で有罪判決を受けていた。一方、先月に判決を言い渡したアン・ドネリー判事は、このようなケリーの行為から一般社会は守られる必要があるとし、「これらの犯罪はほぼ25年間、計算されつくし、入念に準備され、定期的に実行に移されてきました。愛とは、奴隷にすることや暴力であると、彼らにあなた(ケリー)は教えたのです」と話していた。
来月15日にケリーはイリノイ州にて、自身の元従業員と共に別の連邦裁判に出廷予定、児童性虐待に関するマテリアル作成及び2008年の無罪判決に関するスタッフとの共謀について審理が行われる予定だ。