男性は自分の子供が生まれた後、脳が縮小することが判明した。新たな研究によると、子供の誕生で父親としての役割に適応させるために脳が変化を起こすためだという。
共感と視覚ネットワークに関する部位が、子供との繋がりを強めるために変わるそうだ。
今回新しく父親となった男性40人と子供のいない男性の脳をスキャンし比較した研究が米国で行われ、南カリフォルニア大学のダービー・サクスビー教授はこう話す。
「親になることでライフスタイル、そして生物学的な変化が起こります。言葉を話せない子供への共感という新たなスキルが必要になります。それは納得のいくものですが、証明されてはいません。親になる過程で脳は特に柔軟性が増します。今回の結果は父親になることに関係した高度な認知処理の存在を示唆しています」