1日1杯のアルコールで脳の構造が変化する可能性 夜の最後の1杯を止めることが大事 米大学で研究

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1日1杯のアルコールで脳の構造が変化!?
1日1杯のアルコールで脳の構造が変化!?

 1日わずか1杯のアルコールが脳の構造を変化させる可能性があるという。米ペンシルべニア大学とウィスコンシン大学マディソン校による研究で、3万6000人の脳のMRI画像を調査したところ、1日1杯のアルコール飲料の摂取で脳萎縮が見られたという。

 その原因については不明なものの、飲酒がたしなむ程度には健康に良いとされる考えをひっくり返し、単に有害となる可能性を研究者らが示唆している。「アルコール摂取と脳のマクロ構造に関するマイナスの関係についてのもので、1日1杯から2,3杯までを摂取する人々でもその構造の変化は明らかで、摂取量が増えるとその関係も強くなることがわかりました」

 そして加齢と関係の深い脳の灰白質の減少について、アルコール1日0杯と1杯の人に大きな差異は見られなかったものの、1杯と2、3杯の人の間には大きな隔たりがあったという。

 同研究を指導した一人、ウィスコンシン大学マディソン校のレミ・ダヴィエット氏はこう話す。「直線的ではありません。飲めば飲むほど悪影響が出ます。夜の最後の1杯を止めることは、脳の老化に対し大きな影響を及ぼす可能性があります」

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