倉垣翼が女子プロレスと音楽の融合イベントを開催 25周年興行でファン楽しませる

今野 良彦 今野 良彦

 女子プロレスと音楽を合体させたイベントが11月13日、東京の「新木場1stRING」(正午スタート)で行われる。その興行「倉垣翼25周年興行」を主催するフリーの女子プロレスラー・倉垣翼に熱い思いを聞いた。

 倉垣は「再デビューから25年になるので、何かやりたいと考えていました。そして思いついたのが、女子プロレスと音楽を同じリングを使ってやるイベント。お付き合いのある17LIVEで活躍するシンガー・ソングライターの阿部静華にお願いしたら、快諾してもらって。ありがたい話です」と経緯を説明する。

 17LIVEは、台湾発祥のライブストリーミングサービスで、ユーザー数は4500万人を突破しているといわれている。病気と闘う人を応援するためにシンガー・ソングライターとなり、17LIVEでライブ配信をする阿部静華と知り合うきっかけとなったのは、新型コロナウイルス感染症の自粛期間中のことだった。プロレスの試合もなく、自宅で時間つぶしのため、17LIVEを見まくっていた時期に、阿部静華の澄んだ歌声に魅了され、いつして連絡を取り合うようになったという。

 「始めは女子プロレスラーということを隠していたんです。3カ月ぐらいは単なるリスナーでした。でも、やりとりしているうちに仲良くなって、職業を打ち明けたらビックリしていましたけど…。今は感化されて、私も17でライブを配信するライバーになりました」

 通常のプロレス大会は、5、6試合行われるが今回は、メインイベントの倉垣翼&米山香織VS加藤園子&永島千佳世を含め4試合。それ以外は「CDを出して、ライブ活動をしているPURE-Jのコマンドボリショイ社長にも何曲か歌ってもらいます。それにタッグパートナーだった春ちゃん(春山香代子)とトークショーもします」と、イベントに時間を割くという。

 また、“秘密兵器”もある。倉垣の父・勝男さんが娘のために作詞作曲した「がんばれ青春」がインディーズでCD化され、会場で流れるという。「昔剣道をやっていた時期に父が作ってくれて曲なんですよ。普通に自営業なんですが、娘のために作ってくれて。そのCDは会場でも売ろうと思っています」。

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