元プロレスラーで、元参議院議員の〝燃える闘魂〟アントニオ猪木(本名・猪木寛至=いのき・かんじ)さんが1日、都内の自宅で心不全のため死去した。79歳だった。
1987年から89年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されたプロレス格闘漫画「THE MOMOTAROH(ザ・モモタロウ)」で知られる漫画家・にわのまこと氏はツイッターを更新し、「青春時代数えきれぬ勇気と夢をいただきました」と投稿。「今日は『炎のファイター』を聴いて猪木さんを見送りたいと思いますお疲れ様でした」と追悼した。
「THE MOMOTAROH」は、おとぎ話で有名な「桃太郎」の子孫と名乗り、太平プロレスに所属するプロレスラー「ザ・モモタロウ」が次々と現れる強敵を相手に、マットの上で数々の名勝負を繰り広げる痛快プロレスギャグ漫画。原作者のにわのまこと氏は、17年11月に自身が監督、脚本を務め、プロレスと漫画を融合させたイベント「にわのまこと画業30周年 2.5次元プロレス『夢幻大戦』」を開催するなどプロレスの魅力をさまざまな形で伝えてきた。
猪木さんは2020年7月、19年秋に特定疾患に指定されている難病「心アミロイドーシス」と診断されたことを公表。闘病を続けながら、最近までテレビ出演やSNS等で積極的に活動を続けていた。