4つの香りを嗅ぎ分ける「嗅覚トレーニングセット」今月は売れ行き5倍 コロナ禍で注目高まる

今井 佳奈 今井 佳奈
「ユーカリ・グロブルス」「クローブ」「レモン」「ラベンダー」の精油がセットになった
「ユーカリ・グロブルス」「クローブ」「レモン」「ラベンダー」の精油がセットになった

 4種類の異なる香りのアロマオイルをまとめた「嗅覚トレーニングセット」の需要が高まっている。8月の1日あたりの販売個数は、今年2~7月の平均販売数の約5倍にのぼる。

 4種類のアロマオイルと、トレーニングに使う容器などがセットになった商品。それぞれの香りを「小さく鼻の中に香りを広げるイメージ」で10秒間嗅ぎ、トレーニングを行う。1分間の休憩を挟んだ後、次の香りに取り掛かる。4種類の嗅ぎ分けを、朝晩1回ずつ、12週間毎日続けることが推奨されている。

 セットに含まれる精油は、シャープな香りの「ユーカリ・グロブルス」、ユーカリと対照的に甘く重い香りの「クローブ」、みずみずしいかんきつの香りの「レモン」、花と緑の香りの「ラベンダー」の4種。 レモンとユーカリはふたを開けてすぐににおいを感じやすいのに対し、クローブとラベンダーはインパクト控え目で徐々に感じるようになるなど、特徴の異なる香りがセットになっている。どんなにおいを嗅いでいるのかイメージしながら取り組むことが重要だという。

 同製品は2021年9月、マスク生活で意識的に外のにおいを嗅ぐ機会が減り香りの感じ方が弱くなった人向けに発売された。販売する「生活の木」では、通常商品の購入者は8割がリピーターだが、「嗅覚トレーニングセット」は、購入者の約半数が新規顧客。購入者の年齢も20代~60代後半と幅広い。

 8月は特に売れ行きがよく、1日あたりの販売個数は今年2~7月の平均の約5倍。7月の1カ月間の販売個数と同じ数が8月1~5日の5日間で売れたという。

 「生活の木」の広報担当・中村佳央さんは、急激に需要が高まった背景について「推測になってしまうんですが、コロナウイルスの感染者が急増したことだと思っています。おそらくコロナの感染者が増えて、後遺症で嗅覚が戻らない方にご購入いただいているのでは」と話す。店頭よりもオンラインストアの売れ行きが好調だといい、「全員がそうではないと思うんですが、おそらく、自宅待機期間はお店に行けないので嗅覚障害に悩まれて通販で買う人が増えているのかなと推測しています」とも話していた。

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