ご近所で赤ちゃんに遭遇した際のエピソードを綴った漫画がSNS上で大きな注目を集めている。
「ご近所で赤ちゃんに遭遇しました。」
と件の漫画を紹介したのは漫画家の関口かんこさん(@pkb5648)。
泣き叫ぶ赤ちゃんを抱えながら「すいません泣き声うるさくて…」と謝るお母さんに対し
「なァに言ってんの!近所のみんなに若さのおすそわけよー!って気持ちで泣かせてりゃいいのよ!」
「年とると赤ちゃんの声聞いたら寿命がのびる気がするんだから!」
と赤ちゃんを愛でつつ口々にエールを送る地域のご婦人たち。
そしてその光景を見て
「オタクの言う新規の悲鳴は健康にいいってやつかー!」
と納得する関口さん。
何気ないが優しさあふれる日常を切り取った関口さんの漫画に対し、SNSユーザー達からは
「そうだそうだ聞かせろ聞かせろ」
「ぬか床しぬのも分かりみすぎるし
赤ちゃん泣き声癒されすぎるのも分かりみすぎる✧*。(*´∀`*)✧*。」
「夏はぬか床が…にみんな共感してるのにクッソ笑いました
優しい世界。優しさのおすそ分けありがとうございます」
「子供の声に文句つける人は若返る必要が無いくらい(精神年齢が)幼いってことか😑」
など数々の共感の声が寄せられている。
関口さんにお話を聞いた。
ーーこのシーンに立ち会われた際のご感想をあらためてお聞かせください。
関口:この漫画に描いたままの感想です。「オタクじゃなくても新規の悲鳴は健康にいいんだなあ〜」と。
ーー近年、赤ん坊か近所にいることに拒否反応を示す方も多いようですが、そういった傾向についてご感想やご意見あればお聞かせください。
関口:本当に子供が苦手な方や体調的に泣き声をきくのが辛い方などそれぞれ事情があると思うので一概に冷たいとかは思いたくないです。
でも全員がそんな事情ではないはずなので単に気分で迷惑だ迷惑だと大声で言ってる方には「生まれたときから大人だった者だけが石を投げなさい」と思いますけど(笑)。
ーーこれまでの反響やコメントについてご感想をお聞かせください。
関口:正直この漫画はオタクの仲間たちに向けて「はははオタクじゃなくても新規の悲鳴は健康にいいって言ってたよ〜」みたいな気持ちで描いただけなので、そうじゃない子育て層などに拡散されて驚きました。
中にはリアルタイムで赤ちゃんがいらっしゃる方の「こう思われてたらいいな♪」みたいなリプもあったので「このおばちゃんと同じ考えの人は多いから大丈夫ですよ!」って伝えたいですね!
◇ ◇
みんながもっと赤ちゃんを愛でるべき対象として認識できる社会になることを願いたい。
なおこれまで「飼ってない猫」「よしふみとからあげ」などの個性的な作品で話題を振りまいてきた関口さんだが、今年9月から新たに週刊ヤングマガジン(講談社)で新連載が始まるとのこと。どのような作品になるのか楽しみにしたい。
関口かんこさん関連情報
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