1日1個の卵を食べ続けることで、心臓発作と脳卒中の予防に繋がるという。
善玉コレステロールの増加を促し、低密度リポタンパク質として知られる悪玉のそれを取り除く効果があるそうだ。
中国の北京大学の研究によると、卵をあまり食べない人々は悪玉コレステロールによる疾患にかかりやすいことが判明。同大学のカンキン・フー教授は「卵の適量の消費が心臓病予防を助けてくれます」と話す。
今回の研究は中国に住む4778人を対象に実施、そのうち3000人が循環器疾患を持つ被験者となっていた。
血液サンプルによると、卵を適量食べている人々は、善玉コレステロールを形成する アポリポタンパク質A1(APOA1)の値が高い結果となった。
以前は、卵の黄身が高コレステロールであることから健康への悪影響が懸念されていたが、イギリス心臓病支援基金は卵を食べる事で健康が損なわれるリスクはないとしている。