コロナ感染で脳が20年老化する!? 重症患者の認知症状で顕著な結果 英国のICLが調査

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写真はイメージです(Sasa Kadrijevic/stock.adobe.com)
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 新型コロナウイルスへの感染で脳が20年老化する可能性があることが新たな研究によって判明した。感染した患者を調べたところ、IQ(知能指数)が10ポイント下落、体内反応からの腫れが脳内の神経細胞にダメージを与えているという。重症患者の間で注意力の散漫や言葉を思い出せなくなるといった症状が顕著だったという。

 2020年に新型コロナウイルスに感染し、英国の病院に入院した46人の患者をケンブリッジ大学の専門家らが調査すると知能テストの点数が平均より下回る結果となった。

 研究を指導したインぺリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)の脳科学研究部門のアダム・ハンプシャー教授はこう注意を促している。「イングランドだけでコロナにより集中治療室に入った人々が約4万人います。ひどい症状になりながらも入院しなかった人も多くいることでしょう。ですから何カ月経っても、認知能力に関する問題に悩む人々が大勢いることになります。これらの人々を助けるために何ができるかを我々は早急に探る必要があります」

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