お笑いタレントの土田晃之(49)が15日、レギュラーを務めるニッポン放送「土田晃之 日曜のへそ」(日曜、後0・0)に出演。所属事務所の先輩で、11日に61歳で死去したお笑いトリオ・ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんをしのんだ。
上島さんを囲む飲み会〝竜兵会〟のメンバーで、親交も深かった土田は「僕にとって、友達だしね、もう恩人だし、親友だしね。あと兄貴だし。もう親なんで、本当に単純にもう、家族なんですよね。家族ってことで利害関係も無くですね。普通に楽しく、皆で集まってね」と、特別な関係性を説明。「人にホレて、親と一緒にいるのが楽しかったんでやっぱ、20年以上一緒にいたんで、そんな家族が亡くなってしまっちゃったんですけど」と声を落とした。
土田は上島さんの死後、すぐに病院に駆けつけたといい「苦しい顔とかしてたらどうしようと思ったんだけど、本当にね、のんきな顔して寝てたんですよ。なんか拍子抜けするぐらい。もう本当にいつもの寝顔で。本当少しだけちょっと救われたなあと思って。もうみんな半笑いというか『ちょっとこれ台から落としてみますね』っつってね。みんなも泣きながら冗談を言いながら」と、悲しみの対面を明かした。
上島さんの手を何度も握り、感謝を伝えたといい「上島さんって元々ね。このフレーズ言ったら絶対受けるよっていう時があるじゃないですか。でも、やっぱバカだから全然関係ないこと言って、そっちじゃないだろうみたいな」と、愛すべきキャラを振り返る。
さらに「簡単な2択でいつも間違えるから、最後の最後も本当に簡単な2択間違えちゃったんだろうなって。そっち行っちゃうとみんな楽しくないよと思いながらね。本当ね、そっちじゃねえんだよなんて思いながら」と、突然すぎる別れを残念がった。
上島さんと、2020年3月に死去した志村けんさんとの天国でのやりとりを空想。「絶対あの世で、志村さんにこっぴどく怒られていると思うんだよ。『お前何やってんだ』って。上島さんもたぶん萎縮して『すいません』って言ってる声が浮かぶ」と思い浮かべた。
土田が自身の死後、天国で上島さんと飲めたらとして「僕らもいずれ何十年後かですかね。本当の竜兵会がたぶん数十年後に始まるなって思いながらね」と寂しそうに語る。「上島竜兵ってね、優しい男がいたんで皆さん忘れないでいてください」と呼びかけた。
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