老若男女問わず誰もが知っている国民的キャラクター「ポケモン」。
その愛くるしい姿は誰からも愛され、日本のみならず海外でも大きな人気を博している事はご存知だろう。
キャラクターごとに多種多様な可愛さで魅せるポケモンにはぬいぐるみやフィギュア等、多くのグッズが存在するのだが、今SNS上では紙粘土を使い、その愛くるしさを"等身大"で表現するアーティストが注目を集めている。
そのアーティストとはねんどよしりんさん(@plasmaclusterha)。話題となった振り向くモクローや、頬ずりしてスマホを充電してくれるピチュー等、思わず「可愛い!!」「癒される…」「私も欲しい!」と言いたくなるハイクオリティな出来栄えだ。SNS上でも、その可愛さ、出来栄えの高さを絶賛する声が上がっている。
気になる製作活動について本人にお話を聞いた。
橋本ダイスケ(以下、橋本):紙粘土でポケモンを作ろうと思った経緯をお教えください。
ねんどよしりん:正確には、紙粘土と石粉粘土の2つを使用しています。
ポケモンは生き物や日常に潜む様々なものから発想を得て生み出されています。なので、そのポケモンが持つ機能を持たせて、実寸大で作れないかと思い作りはじめました。
橋本:紙粘土と石粉粘土の2つだけでここまでのクオリティの作品が出来るんですね。凄いです!
現在、振り向くモクローが注目を浴びていますが、反響はいかがですか?
ねんどよしりん:YouTubeの動きはいいですね!Twitterは平均ぐらいですかね?いくつかのネットメディアで紹介もされており、とてもありがたいです!
橋本:これだけ素晴らしい作品ですので、紹介されるのも納得です。今回の製作に掛かったお時間と、どれ程の紙粘土を使用したのか教えてください。
ねんどよしりん:今回は1ヶ月ぐらいで、粘土も10袋ぐらいだとおもいます。
橋本:1カ月ですか!?もっと掛かってると思いました。充電ピチューやビリリダマ等、とても素敵な作品を多く製作なさってますが、作品へのこだわり等があれば教えてください。
ねんどよしりん:そのポケモンが使う機能や身に付けているものをより正確に再現したいと思って作ってます。作るポケモンとなんの関係もない機能やデコレーションをして作ったところでそれはただの作品になってしまいます。私は現実にポケモンが居るというのを再現したいですし、それがポケモンという作品へのリスペクトだと思って作っております。
橋本:ポケモンに対する深い愛を感じますね。こちらにも愛が伝わってきます。今までに製作なさった作品の総数はどれ程になるのでしょうか?
ねんどよしりん:動画外や実寸大以外を含めると30体ぐらいになるとおもいます。
橋本:30体もの多くのポケモンに囲まれる生活、癒されるでしょうね!今後の展望、製作予定の作品があれば教えてください。
ねんどよしりん:とりあえずチャンネル登録者10万人、HIKAKINさんと何かしらでコラボ、結婚ですかね?制作予定のポケモンは秘密ですが、デジモンも作ってみたいなと思ってます。
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お話を聞いていてポケモンに対する深い情熱が伝わってきた。ねんどよしりんさんの作品のクオリティの高さの根底にあるものは、愛してやまないコンテンツへの愛情とリスペクトだったのだ。
現在、製作を検討しているというデジモンもポケモンに並ぶ、一時代を築いたコンテンツ。彼の作品があらためてファンを騒がせる日は近いかも知れない。
ねんどよしりん Clay yoshirin Pokémon Clay