ショーン・コネリー版ジェームズ・ボンドは今なら“レイプ犯”!?最新作監督が持論を明かす

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ショーン・コネリー
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 『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のキャリー・フクナガ監督は、ショーン・コネリー版ジェームズ・ボンドは「基本的」にレイピストだったと考えているという。同作のメガホンをとったフクナガ監督は、シリーズにおける女性に対する姿勢は、今は亡きショーンが第1弾でボンドを演じた時と比べると、随分と変わってきていると主張している。

 フクナガ監督はザ・ハリウッド・レポーターにこう話している。「『サンダーボール作戦』にせよ『ゴールドフィンガー』にせよ、基本的にショーン・コネリーのキャラクターは女性をレイプしていたんじゃないんですか?女性が『だめ、だめ』って言っているところに彼が『いいじゃないか』っていう感じでね。現在は、そういうことはできません」

 同監督が引き合いに出したのは、1965年作『007/サンダーボール作戦』で、コネリー演じるボンドが、看護師パトリシアから拒否されたにも関わらず無理やりキスをしたほか、またその後ボンドから上司に苦情を出すと言われたパトリシアが仕事を失うことを恐れ、そうしないよう懇願すると「僕の沈黙には代償があるかもね」と返したシーンだと思われる。

 またフィービー・ウォーラー=ブリッジを脚本に迎え入れた理由は、新たな女性像を描くためだけではなかったとして、「女性が強い女性キャラクター達を描く、それが期待されたことですが、(製作の)バーバラ(ブロッコリ)はすでにそれを望んでいました」「(ブロッコリ)との最初の会話から、とても強いその動きがありました。ボンドを一晩で別人にすることはできません」「しかし彼の周りの世界や、彼がその世界で活躍する方法は確実に変えることができます。これはスパイとして活動する白人男性の話ですが、女性キャラクター達がただの仕掛け以上のものになるよう努力する構えが必要です」と続けた。

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