脊椎負傷のフィル・コリンズが告白「この手でドラムスティック握れない状態」20歳息子が代役に

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フィル・コリンズ
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 フィル・コリンズ(70)が自身の健康問題について明かした。ドラムスティックも握れない状態だそうで、トニー・バンクス(71)、マイク・ラザーフォード(70)との14年振りとなるジェネシスのツアーが迫っているところだが、ドラム演奏に関しては厳しく、息子のニック(20)が全編担当することになるようだ。

 フィルは2009年のパフォーマンスの際に首の脊椎を怪我し、その2年後には神経損傷のためパフォーマンスから退くことを宣言、15年の復帰の際もドラムは演奏できない状態にあった。

 最近のソロライブでは椅子に座ってのパフォーマンスだったフィル、今回ジェネシスの「ザ・ラスト・ドミノ?ツアー」の宣伝で英BBCの朝番組に出演した際、「ちょっと身体的に大変で、とても悔しい気持ちさ。息子と一緒にプレイしたいからね」と話したフィル、ドラムは叩けるのかと聞かれ、「ノー、ノー。したいのは山々だけどこの手でスティックも握れない状態なんだ。身体が言うことを聞かない」

 しかしフィルは以前、ニックのドラミングはその取り組む姿勢も自分と似ていて満足していると明かしていた。「交渉決裂ってわけじゃないさ。けどずっと取り組んできて、解決しなくてはいけない問題だった。ツアーでちょっと演奏できるよう全力を尽くすよ。真剣に考え始めるんだ。自分に何ができて、どの曲を演奏しようかとね」

 そして、マイクも当時、「ニックは家族でもある。それは大事なことさ。気分もいいね。良いタイミングだって思うんだ。ここ28年でイギリスで2回のショーをした。仕事のし過ぎとは言えないね」と満足げに語っていた。

 ちなみに今回のツアーで初代ボーカル、ピーター・ガブリエル(71)の登場はないようだ。同バンドの最後のステージは結成40周年となる07年で、その後フィルの身体の状態により、再結成の決断ができずにいたという。

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