コスプレイヤーのすみれおじさんが、ライトノベル『はたらけ!おじさんの森』(ヒーロー文庫)のコスプレをSNSで披露した。自分の活動名と同じ“おじさん“のタイトル名をきっかけに実現。〝好き〟を形にする喜びを語った。
活動名と同じ「おじさん」の言葉から興味をもち、6月30日に発売した書籍をツイッターやTikTokなどで紹介。この〝布教〟が、著者の朱雀伸吾氏、出版社側の目に留まり、メッセージやグッズが送られてきたという。「好きな作品を生み出してくださっている版元さんに見つけていただいたのがすごく嬉しかったです。私の投稿を見て『買ったよ!』っていう方がたくさんいて、改めて私がやりたいのは、好きな作品の布教活動なんだなあ…と再認識できました」と話した。
コスプレへの意欲は固めていたものの、発売したばかりの作品のため、公式の衣装はなかった。「7月は新作ゲームのお仕事もありましたし、舞台のお稽古もあったので衣装を準備する時間もほとんどなくって。空き時間に衣装を用意しようと思ってコツコツ準備をしていました」と打ち明けた。
当初は〝趣味の範囲〟としてコスプレの計画を立てていたが、前述の通り、出版社側から声がかかり、7月中のお披露目を目指した。「すぐに色味のネクタイやカラコンを数種類取り寄せたり、シュシュ型のリボンや帽子などの小道具作ったりとやることがいっぱいでした。帽子をつけるとウィッグの一部が浮いてしまう致命的な設計ミスもあったり、とにかく空き時間全部をコスプレの準備に割いていました」と振り返った。
7月30日にSNSでお披露目した森カンナは、舞台となる島の管理人で、主人公たちの生活をサポートしつつ、時折、晩酌に参加するというマイペースなキャラクター。「すごい試行錯誤しましたけど、なんとか人に見せられるクオリティーに仕上げることができて本当によかったです。せっかく用意した衣装なので、SNSだけじゃなく皆にも見てもらえるような機会があるといいな」と期待した。
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