マヂカルラブリーの野田クリスタルが28日、「スーパー野田ゲーPARTY eスポーツ大会」に参加し、2つの失態を犯した。自身が制作を手がけたNintendo Switch用ゲーム『スーパー野田ゲーPARTY』が29日に配信販売されることを受けた大会。「野田ゲー」に登場しているデッカチャン、ジャングルポケットおたけを初め、ガーリィレコードチャンネル、プロゲーマーから板橋ザンギエフとカワノが参戦。野田は優勝を逃した上に、ゲームの修正箇所が発覚した。
焦りの色を隠せない。野田がうなった。「ちょっと待て、こいつやるぞ。成長してる。こいつ湘北だ」。ガーリィレコードチャンネル高井との決勝、昨年のM-1グランプリ優勝を決めた漫才がモチーフとなった「つり革」での最終決戦。超変則予選トーナメントを勝ち上がった高井の進化に舌を巻き、カウント2―0からの大逆転を許した。
ゲーム制作者であり大会主宰者の苦杯。野田は「僕は『つり革』をムチャクチャやってきたんですけど本当にもう、こうなると思っていなかった。最後『つり革はどう?』って言っちゃった。勝ちたすぎて」と無念さを隠せなかった。
予選トーナメント決勝でも一騒動があった。デッカチャンと高井が臨んだ「頼むぜ!!ボルダリング姉さん~アルティメット・エディション~」では、解説席の野田が苦笑を連発した。2人のデモプレイを見て「体力ゲージが減るのが異常に早かったですね。直すのを忘れていました。今、気付きました」と告白。配信前日だが「後日アップデートがあります、多分」と苦笑いを浮かべるしかなかった。ざわつく周囲に「デバック大会なんで、これは」と開き直ったが、ゲームを終えた高井からゴール地点到達の分かりづらさを指摘されると「これは修正しないといけないポイント」と即答。思わぬ〝収穫〟に頭をかいた。
ゲーム同様にカオス感満載だった大会。とはいえ、栄冠をつかんだ高井が「芸人を10年やってきて今までタイトルを取ったことがなかった。優勝したことをいろんなところで言っていきたい」と喜びに浸るなど、確かな盛り上がりを示したことは事実。野田は「次は芸人だけじゃなく実際にプレイしている人たちとガチeスポーツ大会を開きます」と宣言。「全ゲームに勝ち方が存在しているので、突き詰めてやってほしい」と呼びかけた。
『スーパー野田ゲーPARTY』に収録されている16タイトルは以下の通り。「おたけ さいこっちょーゲーム」「スーパーブロックくずして」「将棋Ⅱ」「太ももが鉄のように硬い男てつじ令和も!平成も!昭和も!」「ボタン遠すぎじゃない!?早押しクイズ」「音声衰弱」「世直し すゑひろがりず」「まぁまぁ あぶないじゃん」「~GALS FIGHTER~ 応援」「オニオンクエスト」「マシュマロいくら焼けるかな」「凄六(すごろく)」「次おります早押しバス」「ボルダリング姉さん ~アルティメット・エディション~」「新・干支レース」「つり革」ダウンロード価格は1000円。