M-1&R-1王者・野田クリスタルが明かす 次なる悲願は「よしもとゲームズ」復活

福島 大輔 福島 大輔
ゲームへの思いを語る野田クリスタル(撮影・堀内翔)
ゲームへの思いを語る野田クリスタル(撮影・堀内翔)

 昨年のお笑い賞レース「M-1グランプリ」と「R-1グランプリ」をW制覇し、トップ芸人の座に上り詰めたマヂカルラブリー・野田クリスタル(34)。R-1では、自作のゲームをプレーしながら実況するという斬新なネタが話題となった。4月には「Nintendo Switch」で「スーパー野田ゲーPARTY」を発売する野田が、M-1、R-1に続く意外な“野望”を明かした。

「よしもとゲームズ」の再興を目指す

 昨年は特別なタイトルを連続で獲得。芸人でありながらゲーマーであり、クリエイターでもある野田は、ある思いを秘めていた。「ちょっと事業がなくなりまして…。「よしもとゲームズ」という会社がなくなりまして、それを何とか復活できないかなと」。

 「よしもとゲームズ」は2018年、所属する野田が所属する吉本興業が、ゲーム業界への本格参入を期して「株式会社よしもとゲームスタジオ」として設立。19年4月に「株式会社よしもとゲームズ」に社名変更した。野性爆弾・くっきーを起用したパズルゲーム「くっきーの進化論」など数点のゲームアプリを発表したが、昨年6月をもって吉本興業本体に活動移管という形で“吸収”された。

 自身もゲームを開発しているだけに、野田は「芸人って、ゲームを考える能力が高いと思うんです」とキッパリ。「そのアイデア吉本の社員が仲介してしまうと、お笑いとしては素人の方々なんで、芸人がもともと思いついていた感性とズレが出てしまう」と、「よしもとゲームズ」時代のゲーム開発を推測した。

チョコプラら「アイデア芸人」に期待

 その上で「作りたいゲームの案がある芸人はたくさんいると思います。チョコレートプラネットさんとか、“アイデア出し芸人”はヒット作を生み出せる力がある」と、先輩の売れっ子コンビの名を上げて力説。「あくまで芸人が案を出して、それを実現するために動く人、という会社を作る。そういう形で『よしもとゲームズ』を復活させたい。それが一番の理想ですね」と思いを明かした。

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