独創的な世界観で人気の3人組バンドCö shu Nie(コシュニエ)が16日、都内の日本科学未来館で行われた「NEXT VISION JAPAN 2021 XR LIVE」に参加。次世代のXR映像テクノロジーと融合した超次元オンラインライブでは、人気アニメ『呪術廻戦』のエンディングで流れる新曲「give it back」を含む3曲を披露し、YouTube等で無料配信された。
鮮烈な光と影が宇宙空間に転成した。未来館シンボルの地球型ディスプレイ、ジオ・コスモスを背に、表情豊かな中村未来の歌声と松本駿介のベース、藤田亮介のドラムが一体になる。唯一無二のサウンドが異世界を満たした。中村は「ここではないどこかへ飛べるような、そういう空間を作りたいと常々やっています。素晴らしい企画に参加させていただいて、それがより強固になったライブを、ダイレクトに伝えられたらいいな」と、感慨に浸った。
「give-」では切なくも伸びやかな歌声で孤独と希望を表現。「バラードなので歌を聴かせようと楽器のアレンジを行いました。3人の演奏が一体になる雰囲気や旋律を楽しんでほしいです」と、呼びかけた。
他の2曲「asphyxia」は『東京喰種トーキョーグール:re』、「bullet」は『PSYCHO‐PASS サイコパス3』と、いずれも人気アニメを彩った。作品のファンの思いには「担当させてもらえるからには、私たち自身の曲でなければならないと思います。これまでの全てがもともと好きな作品でしたし、作品と私たちの親和性を探ってきました」と、正面から受け止めてきたという。
新曲が流れる『呪術廻戦』の好きなキャラクターについては、藤田が「僕は真希先輩ですね。強い女性が好きで、尻に敷かれたいタイプなのかもしれません」と笑顔を見せれば、中村は「アニメでは藤堂とパンダ先輩です。声とのギャップがすごく好きです。藤堂はもうずっといいキャラですよね。我が道を行くのに、いろんなものを救っていく感じがグッと来ます」と呼応。松本は「アニメだと脹相です。きょうは髪型をマネして来ました」と、メンバーを沸かせた。