当時の婚活業界では“オタク”は禁句。「アニメやマンガを好きなのは相手が嫌がるので隠して下さい、と紹介所から指導された事もあったようです」と同社。当初はマンガ・アニメ・ゲームのオタクの“王道”が主だったが、18年頃からアイドルマニアの男性、2・5次元好きな女性が増加。現在では特撮、鉄道、コスプレなど幅広いジャンルが集うようになった。近年のお笑いブームに目を向け「お笑い好きの方が少ないので、ぜひウチに来てほしいですね」と呼びかけた。
現在の会員数は700~800人で推移。同社の会員間だけでなく、他のIBJ加入相談所との会員共有を行い、連盟加入相談所会員とのお見合いも行う。アドバイザーもオタクであり、公式HPにはゲームやアニメなど“属性”がズラリ。17年は40%台だった成婚率は上昇を続けている。「成婚した方からのお礼や報告をいただける事が一番のモチベーションになっています」。コロナ禍を乗り越え、さらなる事業拡大を視野に入れている。