akiya_b

【中学受験】勉強ばかりで息がつまる前に…わが家が実践した“スキマ時間”息抜き方法とは

受験

野田 茜 野田 茜

 小6の秋以降、中学入試本番が近づくにつれ「あれもこれも」と、1分1秒がおしくなる。勉強の合間に休憩をとることはあっても、たっぷり気が済むまで遊びつくすということはできなくなってくる。その一方で、勉強ばかりでは息がつまってしまい、気持ちがしんどくなることもある。そこで筆者の家ではちょっとした“スキマ時間”の息抜きを意識するようにしていた。

 長男(現在高校1年生)が小6の夏休みから夢中になっていたのが、ルービックキューブだ。幼少期に義母から3×3×3のルービックキューブをプレゼントされていたものの、ずっと放置されていた。それが、ある学校の文化祭に行った際、コンピューター部の展示にルービックキューブが置いてあったことがきっかけで「そういえば家にもあるよね」という話になり、触るようになったのだ。

 そのうちYouTubeでそろえ方の動画を視聴しながらコツコツ覚えるようになり、スピードも上がっていった。小6の秋以降は、過去問を解く合間の10〜15分の休憩中、長男が完成させ、私がバラバラにし、また長男が完成させる、そんなことを休憩時間の間にくり返していた。

 算数が苦手な私は、もちろんルービックキューブも苦手なのだが、目の前で長男がカタカタと頑張って動かしている姿を見ているのは面白かった。ふと「3×3×3以外にもあるのかな」と思い調べてみたところ、4×4×4、5×5×5、6×6×6など、いろいろな種類があることを知った。その後、正十二面体の「メガミンクス」や、各面が9つの正三角形に分割されている「ピラミンクス」なども買いそろえた。

 やり方を覚えれば、3×3×3は数分あればそろえられるようになる。ルービックキューブは形によって難易度がさまざまで面白い。短時間のリフレッシュにおすすめだ。

 一方、小5の次男のリフレッシュ方法は料理。レシピ本を見ながら一緒に昼食を作ったり、自分で朝食のトーストにひと手間加えたりしている。包丁を持つ手つきも、いつの間にか上達してきた。鶏肉の煮物など、夕食の1品を作ってくれることもあり、親としてはかなり嬉しい実用的な趣味だ。

 作る料理によっては、さすがに5〜10分程度の手軽なリフレッシュというわけにはいかないが、まだ小5なのでスケジュール管理はかなりゆるく、そこまで気にすることはない。むしろ、料理を通して理科の実験をしているようで、リフレッシュと学びを兼ねているのではと思うほどだ。

 2人を見ていると、短時間でも満足感のある息抜きが、結果的に集中力アップや学習意欲の持続につながると感じている。「今は勉強が大事だから」と期間限定で勉強を優先させるだけでなく、子どもに合った“気軽にできる休憩”の質にも目を向けてみてはいかがだろうか。

<プロフィール>

野田 茜

 2男1女のママライター。2022年、高1長男が完全塾なしで中学受験をし、偏差値(四谷大塚)60半ばの中高一貫校へ進学。現在、小5次男が通信教材を利用し自宅学習で中学受験に挑戦中。自身は中学受験未経験で大学まで公立育ち。中学受験の問題の難易度にまったく歯が立たず、逆に子供に教えられる。「ママ、教えてあげよっか?分かる?」と次男に心配される日々。

よろず〜の求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース