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鮭やサバなど脂質の多い魚 女性のアルツハイマー型認知症予防の効果 英国の大学で研究

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脂質の多い魚、女性のアルツハイマー型認知症予防の効果
脂質の多い魚、女性のアルツハイマー型認知症予防の効果

 脂質の多い魚を摂取することで、女性のアルツハイマー型認知症が防げる可能性があるという。ロンドン・キングス・カレッジの研究で、同病気の患者364人を含む841人の血液サンプルを分析、脳疾患のある女性の血液中に、健康な女性と比べて不飽和脂肪酸の著しい減少が認められる結果となった。

 男性では病気の有無にかかわらず脂肪分子の違いは認められず、女性が男性よりもアルツハイマー型認知症と診断される可能性が高い理由の解明の手がかかりになるかもしれないという。更に研究チームは、女性がサケやサバといった脂質の多い魚を食べ、オメガ3の摂取量を増やすことで、同病気から身を守れると提案している。

 同研究を指導したクリスティーナ・レギド=クイグリー氏は「女性はアルツハイマー病の影響を不均衡に受け、80歳以降では男性よりも頻繁に診断されます。異なる性別を比較した際に最も驚かされたのは、健康な男性と認知機能障害のある男性の間でこれらの脂質(脂肪)に差がなかったのに対し、女性では状況が全く異なっていた点です」と説明。「今回の研究は、アルツハイマー病の脂質生物学が性別間で異なることを示し、新たな研究の道を開いています。我々の研究は、女性が食事を通じてオメガ脂肪酸の摂取を確認すべきであることを示唆しています。脂の多い魚やサプリメントを通してです」と続けた。

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