日本漢字能力検定協会が主催し、毎年恒例となっている「今年の漢字」が12日、京都・清水寺で発表。今年の漢字には「熊」が選ばれた。
同協会によると、「熊」は全18万9122票のうち、12.3%の2万3346票を得票。得票理由として、2025年は熊による人身被害者数・死亡者数がともに過去最多となったことや、連日の熊による獣害が多く報道されていることが挙げられた。
また同協会は「熊」猫(パンダ)についても理由の一部であると言及。公式サイトでは「中国に返還和歌山県・白浜町にあるテーマパークから4頭のジャイアントパンダが中国へ返還され、日本のジャイアントパンダは来年返還予定の上野動物園の2頭だけになった」と記している。
惜しくも約200票差で2万3166票(12.2%)で2位となったのは「米」。昨年から続く「米」価格の高騰や、「米」国のトランプ大統領が就任したことによる一連の流れなどが得票の理由となった。
トップ10には大阪万博関連で5位に「万」、7位には「博」がランクイン。特に4位の「脈」は、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」に関連する漢字として多く得票を集めた。
以下は発表されたランキングトップ10。
1位 「熊」2万3346票
2位 「米」2万3166票
3位 「高」1万8300票
4位 「脈」6418票
5位 「万」5656票
6位 「変」5296票
7位 「博」5114票
8位 「女」3682票
9位 「新」3658票
10位 「初」3067票