吉村洋文大阪府知事（日本維新の会代表）が12日、府庁での囲み会見で、自身にとっての「今年の漢字」を記者団から問われ「成」を挙げた。
日本漢字能力検定協会が同日、2025年の世相を表す今年の漢字に「熊」を選んだ。発表前に、記者団の取材に応じた吉村氏は「予測ですけど、普通に考えたら『高』という字かなと予測をしています。これは高市総理の『高』と物価『高』、それに対する対策が必要だということが、おそらく今年の漢字の一字かなと予想はしていまして…」と見込んだ。
吉村氏は「知事にとってどうですかと言われると、今年の漢字の一字は成功の『成』、そして成し遂げるの『成』すという字が今年の漢字です」と、スケッチブックにサインペンで大きく「成」の一文字を書き込んだ。
「今年は2025年大阪・関西万博がありました。多くの方に来ていただきました。大阪・関西万博の成功という意味での『成』という一文字、それから大阪が副首都を目指して、大阪が副首都を成し遂げるということの目標も込めてですね『成』すという一字にしたいと思います」と、万博の成功や維新の公約を理由に挙げた。
吉村氏は「今年もいろいろありましたけれども、大阪にとって万博。大きくいろんなチャレンジをした年でもありました。多くの皆さんが、2025年大阪・関西万博にお越しいただいたこと、多くの皆さんが参加をいただいて、いろんな未来技術、価値観、文化を示すことができたこと、そして多様でありながら一つという中でですね、この万博を成し遂げることができたこと、多くの皆さんに感謝を申し上げたいと思ってます」と述べた。
「成」の文字を大きく書いた吉村氏だったが「字は合ってるかな…合ってますよね」と不安そう。「最近、スマホしか使わないんで、漢字がね書けないんですよ。これちょっと問題ですよね…」と苦笑した。
