終活や相続は“重いテーマ”だが、それだけに事前準備があるとないとではその後の状況が変わってくる。株式会社終活のまどぐちはこのほど、親を亡くした経験がある40~60代の男女331人を対象に「親の死後、困ったこと」に関する調査を実施、結果を公表した。
親の死後、困ったことがあったかを尋ねたところ、「あった」は46.2%。そのうち、事前準備次第で防げたという回答は41.8%だった。
最も困ったことは「相続の手続き」で28.1%。「遺品の整理(24.2%)」「財産の整理(19.6%)」「葬儀や墓地(13.7%)」などが続いた。
生前の話し合いについては、「話したいと思わず、話し合わなかった」が54.4%で最も多く、「話したいと思ったができなかった」が27.2%で続き、8割以上が話し合いができていない結果となった。相続や遺品整理のことを考えると、生前に少しでも話し合いを持つ、あるいはエンディングノートなどで準備しておくことが賢明だ。