ソニー生命保険株式会社はこのほど、全国のシニア(50歳~79歳)男女1000人に対し、今年で13回目となる「シニアの生活意識調査」をインターネットリサーチで実施、結果を公表した。
現在の楽しみについて尋ねたところ、1位「旅行(45.2%)」、2位「テレビ/ドラマ(38.3%)」、3位「映画(28.6%)」、4位「読書(27.6%)」、5位「グルメ(26.2%)」という結果だった。男性・女性ともに1位&2位は同じ。男性の3位以降は「スポーツ」「映画」「読書」で、女性は「読書」「グルメ」「映画」の順だった。昨年の調査結果と比較すると、「映画」と「読書」の割合が上昇した。
楽しみのためにかける費用について、「旅行」と回答したシニア(452人)に1カ月の出費を聞いたところ、平均額は3.4万円だった。過去の調査結果と比較すると、平均額は2020年から2022年にかけて横ばいだった一方、22年以降は増加傾向が続いている。近年の物価上昇・値上げが大きく影響しているとみられる。
貯蓄に対する1カ月の出費では、平均額は4.9万円だった。昨年の増加から一転、0.4万円の減少となり、2020年の水準に戻っている。
この1年のうちに体験してよかったことを聞いたところ、「旅行」がダントツとなり、2位は「大阪・関西万博」だった。3位「コンサート・ライブ」、4位「グルメ・食べ歩き」、5位「温泉・銭湯」と続いた。
孫との関わりについて、この1年でどのようなことにお金を使ったかを尋ねると、1位「おこづかい/お年玉/お祝い金(69.8%)」、2位「一緒に外食(54.4%)」、3位「おもちゃ・ゲーム(32.1%)」、4位「一緒に旅行・レジャー(26.6%)」、5位「衣類などファッション用品(24.6%)」となった。
昨年の調査結果と比較すると、「おもちゃ/ゲーム(38.0%→32.1%)」や「一緒に旅行/レジャー(32.2%→26.6%)」、「衣類などファッション用品(30.4%→24.6%)」、「七五三/成人などのお祝い品(19.2%→13.1%)」は5ポイント以上の下降となった一方、「おこづかい/お年玉/お祝い金(65.6%→69.8%)」は4.2ポイント上昇した。
この1年間で孫のために使った金額を聞いたところ、平均額は11万3074円だった。昨年比較で8357円増加している。
今後、孫としたいことのトップ3は「外食」「旅行」「会話」だった。男女別にみると、女性では「メッセージアプリ(LINE)でのやりとり」が25.0%と、男性(7.8%)と比べて15ポイント以上高かった。