河合塾の大学入試情報サイトKei-Netはこのほど、受験生時代のオープンキャンパス参加の状況について大学生190人にアンケートを実施、結果を公表した。
調査によると、オープンキャンパスに参加した学年は高2が最多の70%だった。また、高1・高2のどちらかで参加したことがある人を集計すると、全体の79%を占めた。どの学年も2022年の調査時点より参加率が伸び、オープンキャンパスに積極的な傾向にある。
オープンキャンパスに期待していたことでは、「大学の雰囲気を確認できること」が93%で最も多く、「大学内の施設を見学できること(72%)」「入試情報の収集、入試対策講座の受講(53%)」「先輩たちの体験談や本音を聞くこと(43%)」などが続いた。
参加した大学数では、1人当たりの平均参加校数は4.7校で、6校以上参加が36%と22年の調査から23%増加。直接、大学に足を運ぶほか、オンライン参加も併用して複数の大学を比較検討することで、より自分に合った大学選びに役立てている。一緒に行った人については、半数以上は保護者同伴で、前回調査から9%増。単独参加は5人に1人だった。
オープンキャンパス参加は、複数の学校の特徴を比較し、自分に合った学校を選ぶための重要な情報を得る絶好の機会。志望校の具体的なイメージを持つことにより、受験勉強へのモチベーション向上にもつながるとしている。