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AIの悪用&核戦争で2100年までに人類絶滅の恐れ 18億9000万年分の健康な生活を守るカギとは

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2100年までに人類が絶滅する恐れが ※写真はイメージです
2100年までに人類が絶滅する恐れが ※写真はイメージです

 人工知能(AI)の悪用や核戦争によって、人類が2100年までに絶滅する可能性があることが、健康への脅威を世界規模で分析した報告書で示された。

 英医学誌ランセットの委員会は今後75年間に人類が直面する主要リスクとして、気候変動や薬剤耐性、子どもの栄養不良、国際援助の減少など17項目を挙げた。報告書は「生物兵器を含むAIの悪用と飢きんを引き起こす核戦争には今後75年間で絶滅につながるリスクがある」としている。いずれも起こる確率は低いものの、結果は壊滅的になり得るという。

 核戦争で大気上層に放出された粒子が日光を遮れば、作物が育たず飢きんを招く恐れがある。AIもかつてない被害をもたらす生物兵器の開発に使われかねない。同誌の論説は、どちらも「人類の終末」に等しいと警告した。

 共同委員長を務める米ワシントン大学保健指標評価研究所所長のクリストファー・マレー氏は、各国政府が今下す決断が将来世代の健康を左右すると述べている。

 病気や早死で失われる健康な年数を示すDALY(障害調整生存年)で見ると、保健援助が崩壊または大幅に縮小すれば、2100年までに最大15億DALYが失われ、その7割近くがサハラ以南のアフリカに集中する恐れがある。一方、気温上昇を4.4度ではなく約1.8度に抑えれば、18億9000万年分の健康な生活が守られるという。

 委員を務める英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの感染症疫学教授イブラヒム・アブバカル氏は、報告書の目的は政策立案者を怖がらせることではなく、介入すべき分野を政府に示すことだと説明している。

 専門家35人からなる委員会は11日にベルリンで開かれた世界保健サミットでこの結果を発表した。

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