芸能生活35周年を迎えた元宝塚歌劇団星組トップスターで、女優の安蘭けい(55)が15日、大阪市内で主演ミュージカル「FOUR MINUTES ー4分間のピアニストー」(12月7~27日東京芸術劇場 シアターウエスト、2027年1月10、11日梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)の取材会に出席した。
刑務所でピアノを教える教師と、天才ピアニストの受刑者の交流を描いたドイツ映画「4分間のピアニスト」(2006年)を元にしたミュージカル。「台本を読み合わせしたときに、涙がこぼれてきた。韓国ミュージカルらしいダークで、ドラマティックな作品」だという。
安蘭演じるピアノ教師は、舞台化を企画、韓国でミュージカル「FOUR MINUTES」として上演を成功させたヤン・ジュンモから、直接話がきた。過酷な過去を持つ81歳の役で「私もまだ、そこまでいってないので」と笑いを誘いながらも、いままで演じた人物の中で、最高齢となる未知への領域へと進む。
初舞台から35年を迎え、今回の作品の「4分間」のように、人生を左右するような時間は、宝塚音楽学校受験のときだったと振り返る。宝塚音楽学校は中学卒業から高校卒業まで4回の受験機会があるが、安蘭は4回目で合格。「3回目で落ちたとき、もう受験はやめようと。4回目は大学のことなどあるし…でも父が『チャンスがあるなら、やった方がいい』と。自分の中で4回目の受験を決意するまで、人生で一番悩んだ」と振り返っていた。