パンクバンド「ブリンク 182 」ドラマーのトラヴィス・バーカーの娘アラバマは、飛行機事故が起こると感じ、父が搭乗することを拒んでいたという。2008年、サウス・カロライナ州の空港で離陸時に起きた飛行機事故で、4人の同乗者を失い、自らも重傷を負ったトラヴィス、悪い予感がするとして当時幼かった娘から搭乗を止められていたことを明かした。
ポッドキャスト「On Purpose with Jay Shetty」でトラヴィスはこう話す。「アラバマに別れを告げたんだ。当時、あの子はまだ幼かった。3歳か4歳くらいだったと思う」「そうしたら、あの子が『パパ、行かないで!』って大泣きしたんだ。そんなこと普段はないのにね。『天井がなくなる!。天井がなくなる!』って大騒ぎしていた。僕は『何言ってんだ?』って感じだった」
そして、その運命の飛行機が、早く帰りたい人がいたことで、「ギリギリ」で手配されたものであったため、自分も搭乗時には大きな不安を抱えていたと明かし、「当時、事故を経験したことのなかった自分でさえ、『パイロットは誰だ?この飛行機はメンテナンスが済んでいるのか?』って不安になっていた」と語り、父親に「自分に何かあったら、子どもたちを頼む」と電話していたと続けた。
「悪いサインがすべてそろっていた」と振り返るトラヴィスは、「大人になった今だったら、『この飛行機には乗るのやめておく』と言うだろう」と話している。
トラヴィスはこの事故で、肋骨を全て骨折、身体の65%に第3級火傷を負うなどの重傷を負った。それでもトラヴィスは、友人のDJ AMことアダム・ゴールドスタインの目を覚まさせ、機体が爆発する「10秒前に」脱出していた。事故ではトラヴィスのアシスタントであったクリス・ベイカーさん、セキュリティガードのチャールズ・スティル・Jrさん、そして操縦士2人が亡くなっている。そして、トラヴィスと共に生存したAMも翌年、薬物の過剰摂取によりこの世を去っている。