人との距離感に悩むことはよくあるもの。仲良くなりたい気持ちはあるのに「これが本当の自分なのか」と戸惑ってしまうことは少なくないだろう。こきみよいさんが投稿した作品『本当の自分』は、そんな繊細な心の揺れを描いたエピソードだ。
何気ない日常の中で作者は、女性同士の関係では「特別仲良しな2人組」というのができやすいと感じていた。そして、自分は誰かにとってそういう存在になりにくいタイプだと作者は自覚している。
しかし、今いる環境ではもう少し人と距離を縮めたいと思ったことから、いつもより少し愛想よく振る舞ってみることにした。ところが、その行動により「これは本当の自分なのか」と思い悩んでしまうことに。
この悩みを思い切って夫に打ち明けると、夫は「仲良くなる前から”これが私です”って全部出さないといけないわけじゃないんじゃないかなぁ」と作者に優しく言葉をかける。その言葉に作者は肩の力が抜け、自分の中の違和感が少しやわらいだのだった。
同作について、作者のこきみよいさんに詳しく話を聞いた。
ーこれまで「変わっている」「反応が薄い」と言われてきた中で、どんな葛藤を抱えてきましたか?
昔からそういった言葉をかけられることが多くて…。でも自分では何が周りとズレているのかわからず、正直今でも不思議に思っています(笑)そのズレをどう扱えばいいのかわからなくて、頑張ってみんなと同じになろうとしてみたり、逆に諦めてみたり、行ったり来たりしている感覚でした。
ー今の環境で愛想よく振る舞おうとした背景には、どんな思いがありましたか?
「自分らしくていい」と思いたい気持ちと、「でも普通に馴染みたい」という気持ちがずっとありました。どう振る舞えば周りの反応が変わるのかを考えながら、自分自身の在り方を探っていた気がします。
ーご主人の「最初は相手に合わせて、仲良くなってから自分を出せばいい」という言葉を聞いたとき、どんな気づきがありましたか?
「普通に馴染もうとしていいし、途中から自分らしさが出てもいいんだ」と思えて、今まで悩んでいた2択の折衷案をもらえたようで、だいぶ楽になりました。「自然体でいなきゃ」と思いすぎて逆に不自然になっていた部分を、救われたように感じています。同じように少しズレを感じている方の気持ちが、少しでも軽くなったら嬉しいです。
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