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“仕事嫌い”でも毎日が楽しくなる?「お金」以外の“働く理由”の見つけ方【キャリアカウンセラーが解説】

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毎日仕事をしていると、満員電車に押し込まれながら「あと何年これを続けるのだろう」と考えを抱く人もいるだろう。オフィスに着けば、昨日と同じような書類の山と、無機質なデータの羅列が待っている。給料日までの我慢だと言い聞かせながらも、その日が過ぎればまたすぐに「次の給料日」までの長い我慢大会が始まるのだ。

「生活のため」「家族のため」と言い聞かせても、仕事に対するモチベーションは一向にあがらない。だが、本当に仕事そのものが「つまらない」のだろうか。

実際には、同じような事務作業をしていても、生き生きと働いている人間は存在する。その違いは能力や環境ではなく、もっと根本的な「捉え方」にあるのではないだろうか。仕事を変えずに世界を変える方法について、キャリアカウンセラーの七野綾音さんに話を聞いた。

ー「仕事=我慢料」と考えてしまう背景には何がありますか?

多くの場合、仕事を「点(目の前の作業)」としてしか捉えられていないことが背景にあります。生きていくうえでお金は不可欠ですが、働く目的が「お金を得ること」だけで完結してしまうと、仕事はどうしても「時間と引き換えに耐えるもの」になりやすいのです。

特に成果が数字として見えにくいバックオフィス業務などは、「自分の仕事が何に役立っているのか」が実感しづらい構造があります。その結果、作業が細切れの「点」として認識され、意味を感じにくくなってしまいます。

ーお金以外の「意味」や「やりがい」を見出すための手法はありますか?

自分の仕事が、会社を通じて社会とどう繋がっているか、「面」で捉え直すことです。例えば、あなたがメーカーの管理部門で給与計算をしているとします。それは単なる数字の入力作業(点)かもしれません。

しかし、その作業があるからこそ、現場で技術を磨く職人たちが安心して働け、高品質な製品が生まれます。そしてその製品が、社会のインフラを支え、人々の生活を便利にしています。

自分の会社が世の中にどんな価値を提供しているかを知り、「自分の仕事が巡り巡って社会を支えている」という「面」の広がりを想像できた時、同じ作業でも感じ方が変わることがあります。

ーどうしても今の仕事に意味を見出せない場合、それは転職のサインなのでしょうか?

すぐに結論を出す必要はありません。どんな仕事も、華やかな成果の裏側には地道な作業があります。仕事の意味は、環境から一方的に与えられるものというより、自分なりに解釈し直す余地があるものです。

「点」の視点のまま転職すると、職場が変わっても、また同じ違和感に直面することは少なくありません。まずは今の仕事が、どのように社会とつながっているのかを丁寧に辿ってみることを勧めます。

それでもなお、会社の理念や社会への関わり方に共感できないと感じた時こそが、本当の転職のタイミングかもしれません。

◆七野綾音(しちのあやね)キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタント

やりがいを実感しながら自分らしく働く大人を増やして、「大人って楽しそう!働くのって面白そう!」と子ども達が思える社会を目指すキャリアカウンセラー/キャリアコンサルタント。

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