女優アマンダ・セイフライド(40)は、舞台恐怖症でブロードウェイ出演を躊躇しているという。かつてはブロードウェイ主演を夢見ていたものの、生の観客を前に歌うことに強い不安を感じるそうだ。
主演を務めた新作歴史ミュージカル映画「アン・リー/はじまりの物語」(日本では2026年夏公開予定)での歌唱についてアマンダは「ヴァニティ・フェア」誌にこう語った。「私は常に少しでも上達しようと努力する方。でもこの映画は一歩引いて、今あるものに感謝するきっかけをくれたの」「ボイストレーナーに『(レッスンに来なかったけど)一体どうしてたの?』って言われた。長年付き合いがあるんだけど、私は『もう大丈夫』って答えてね」 と“変化”について語った。「ブロードウェイでミュージカルをやる計画だったけど、もう二度と自分を追い込ませないって決めたの。正直言うと、舞台恐怖症が酷いし、人生は短すぎるもの」と明かした。
自分がブロードウェイで歌うことはないと受け入れることで、アマンダはむしろ解放感を得たという。「近い将来にそれをやることはないと決意して、声楽レッスンから一歩引いた。あの日の撮影現場を今でも覚えてるわ。(『アン・リー』の撮影で)ブダペストにいて、ブロードウェイのミュージカルをやる悪夢を二晩続けて見たの。コルセットのドレスを着たまま、ちょっとした休憩時間にエージェントと話していて、『(舞台で歌うことを)自分に課すのは無理』って思った」と振り返った。「こんな事実を知るなんて本当に駄目だけど、弱さじゃない。ただ自分をよく知ってるからこそ、自らを壊してしまうものについて理解したということ。それは本当に解放的だった」と語った。
一方、映画デビュー作となった2004年公開のティーン向けコメディ「ミーン・ガールズ」についてアマンダはこう答えていた。「大好き。自分の顔がTシャツにプリントされてるのを本当に嬉しく思う」「 でも少し不満ね。パラマウントが肖像権料をまだ支払っていないから。どの店も私たちの顔のプリントされた『ミーン・ガールズ』Tシャツを売っているのに、私に何も入らないの。空港の保安検査場の女性職員でさえ、『一番好きな映画だ』って言ってるのにね」とここぞとばかりに不満も漏らしていた。
アマンダは「アン・リー/はじまりの物語」で「第83回ゴールデングローブ賞」のミュージカル/コメディ部門で主演女優賞にノミネートされている。授賞式は2026年1月11日(現地時間)。