「マトリックス」「ジョン・ウィック」シリーズなどで知られる俳優ローレンス・フィッシュバーン(64)が、新作映画「The Rule of Nines」の監督を務めることが明らかになった。脚本はジョン・コナーが手がけ、「ムーンライト」のアンドレ・ホランドも参加する。
フィッシュバーンは2000年の映画「Once in the Life」で監督デビューしており、長年の俳優としてのキャリアが監督としての力を高めていると語る。バラエティに「11、12歳から映画を作ってきたことが自分を映画人にした。準備はできている。今こそ本格的に監督業へ移行する時かもしれない」とコメントした。
ただし俳優業をやめるつもりはなく、今後はコメディにも挑戦したいと意欲を見せる。「デビュー作『コーンブレッド、アールと私』以来、真実を語る役が多かったからコメディはあまりやってこなかった。でも俳優を名乗るなら両方できなければならない」とした。
さらに声の演技への情熱も語り、若い頃にメル・ブランクやフランク・ゴーシン、ロビン・ウィリアムズに影響を受けたことを明かした。「声という楽器は俳優にとって不可欠。多様な人々が暮らす地域で育ち、周囲の音を真似するのが自然だった」と振り返った。