映画「好きだった君へ」シリーズで知られるノア・センティネオが、アニメ『機動戦士ガンダム』の実写映画出演に向けて交渉に入っていることが明らかになった。ノアは実写版『ストリートファイター』のケン役や、リプート版『ランボー』で若きランボー役なども演じている。実現すれば、すでに出演が伝えられているシドニー・スウィーニーと共演することになる。
脚本と監督を務めるのは『スイート・トゥース:鹿の角を持つ少年』のショーランナー、ジム・ミックル。またパートナーのリンダ・モランと共に、自身の会社ナイトシェイドを通じて製作にも参加する。映画はレジェンダリーとバンダイナムコフィルムワークスが共同開発しており、来年初めに撮影開始予定とされている。
『機動戦士ガンダム』は1979年にテレビシリーズとして始まり、当初は視聴者を獲得できず苦戦した。しかし1980年代に入り、劇場版アニメや小説、ゲームなど多様な展開によって人気を拡大した。物語は「宇宙世紀」と呼ばれる未来を舞台に、地球からの独立を求めるスペースコロニーと地球勢力の戦いを描く。戦闘は巨大ロボット「モビルスーツ」によって繰り広げられる。
ガンダムはこれまでに83本のアニメシリーズや映画を生み出し、関連グッズの売上は年間6億ドル(約940億円)に達するなど、世界的な巨大フランチャイズとなっている。