「みんなでつくる党」の大津綾香党首(32)が21日、同党の公式ウェブサイトを通じ「【ご報告】破産申立に関する最高裁での決定について」と題した声明を発表。「みんなでつくる党の破産が正式に確定いたしました」と報告した。
声明では「令和7年10月21日、最高裁判所において、本党が行っていた破産申立に対する抗告が却下され、これにより、みんなでつくる党の破産が正式に確定いたしました。本件は、これまでの手続きに基づき法的に審理が行われた結果であり、今後は破産手続に則り、適切かつ誠実に対応してまいります。なお、自由財産の範囲等については現在も審理中であり、確定次第、改めてご報告申し上げます」とした。
大津氏は「党としてはこの状況を真摯に受け止め、これまでご支援くださった皆さまに深く感謝を申し上げるとともに、引き続き『命と尊厳を守る』という理念のもと、政治活動の継続と再建に向けた努力を重ねてまいります。今後とも温かく見守っていただけますようお願い申し上げます」と結んだ。
同党は2024年1月18日、債権者から東京地裁に破産を申し立てられていた。同地裁が同年3月14日、破産手続き開始を決定し、通知した。負債総額は約11億円。大津氏側は特別抗告していた。