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【相続手続き】8割以上が「大変さ」実感 相談先で人気の士業とは 200万円超の費用かかったケースも

マネ活

よろず~ニュース調査班 よろず~ニュース調査班
画像はイメージ(78art/stock.adobe.com)
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 日本の戦後復興と高度経済成長をリードしてきた「団塊の世代」が、2025年には全員が75歳以上の後期高齢者となる。これからの10年間で「大相続時代」が本格的に到来するとも言われる。弁護士法人 東京新宿法律事務所はこのほど、直近5年以内に相続を経験した40~60代の男女331人を対象に「相続手続きの大変さに関する調査」を実施、結果を公表した。

 相続手続き全体を振り返った感想を尋ねたところ、「大変だった」が32.0%で最も多く、「やや大変だった(26.6%)」「非常に大変だった(21.8%)」と続いた。合計すると8割以上が、手続き全体を振り返り、少なからず大変だったと感じていることが明らかになった。

 特に大変だと感じたことでは、最も多かったのは「金融機関での手続き」で26.7%。2位が「不動産の名義変更」で23.3%、3位が「遺産分割協議」で10.9%だった。

 大変だと感じた理由は、「手続きにかなりの時間がかかったから(51.1%)」「知識不足でどうしてよいかわからなかったから(44.0%)」「手続きの内容が複雑で理解が難しかったから(38.0%)」などが上位に挙がった。

 また、手続き完了までにどのくらいの期間を要したかを尋ねたところ、1位が「3カ月未満」で30.2%、2位が「半年~1年未満」で27.2%、3位が「3カ月~半年未満」で26.0%だった。半年以上の回答を合計すると回答率40%を超えている。

 専門家への報酬や手数料などで合計どのくらいの費用がかかったかについては、最も多かったのは「費用はかからなかった」で34.4%。2位が「10万円未満」で18.4%、3位が「10万円以上~30万円未満」で16.9%だったが、「200万円以上」という高額回答も3%を超えていた。専門家への報酬や手数料などでかかる合計費用は人により大きく異なっている。

 手続きを進めるにあたり主に誰に相談したかについては、1位が「司法書士」で30.2%、2位が「誰にも相談しなかった」で27.5%、3位が「税理士」で17.5%だった。「弁護士(6.1%)」の回答を含めると、半数以上が「法律を扱う専門家」に相談していた。

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