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90%超が不安…成人の「老後資金」意識 年金も収入も貯蓄も心許ない時代に最も人気の対策とは

マネ活

よろず~ニュース調査班 よろず~ニュース調査班
画像はイメージ(ELUTAS/stock.adobe.com)
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 老後資金は「2000万円」と言われて久しい。物価高の影響も受け、現在では「5000万円必要」の声もある。不動産投資に関する情報を発信するオウンドメディア「不動産投資の裏側を知る教科書」はこのほど、全国の20~70代の男女359人を対象に、老後資金に関する意識調査を実施、結果を公表した。

 「老後資金に不安はありますか?」という質問に対し、「とても不安」と回答した人は60.17%と突出して多く、「少し不安」の31.75%を合わせると、91.92%が老後資金に対して何らかの不安を抱えていることが明らかになった。

 自由記述では、「年金を期待できないし、資産もない(40代男性)」「この年齢だと年金もないと思うので不安しかない(20代女性)」といった年金に関する不安や、「物価がどんどん上がっているのに、自分や家族の給料はそれに見合うほど上がっていない、もしくは変わっていないから(30代女性)」「貯蓄額が充分ではないので心配(60代男性)」「長寿の時代、何歳まで生きてどれだけ生活費がかかるかわからないため(40代女性)」など、収入や貯蓄面での不安を訴える声が集まった。

 「老後は何歳からですか」という質問では、「65歳」と回答した人が49.03%と約半数を占め、公的年金の受給開始年齢が大きく影響していることがわかる。次いで「70歳」が23.96%、「75歳」が6.13%、「60歳」が15.60%だった。70歳以上を老後の開始と考える人が合計で約32%存在し、定年延長や人生100年時代を見据えた「より長く働き続けたい」という意識の表れとも考えられる。

 老後資金に向けた対策を尋ねると、「つみたてNISA/一般NISA」が23.96%で最多だった。次いで「貯蓄/定期預金」が15.88%、「節約/支出の削減」が14.48%と続き、堅実な資産管理を選択する層も依然として多い。一方で、「特に何もしていない」が11.42%、「わからない/検討中」が6.13%と、合計で約17.5%の人が具体的な行動に移せていない。不安は感じているものの、何から始めれば良いのかわからない、または経済的余裕がないといった課題が背景にあるようだ。

 老後資金への不安を解消するためには、まず「知ること」から始めることが大切。さまざまな選択肢を比較検討し、自分に合った資産形成の方法を見つけたい。

 ◆不動産投資の裏側を知る教科書(https://landsitz.work/)

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