ミュージシャンのスティングが、著作権料の支払いを巡って、元ポリスのバンド仲間から訴訟を起こされている。ギタリストのアンディ・サマーズとドラマーのスチュワート・コープランドは、ヒット曲「見つめていたい」を含む楽曲に関して、「数百万ポンド(100万ポンド=約2億円)規模の著作権料」の支払いを求めている。
英「ザ・サン」紙によると、ある情報筋は次のように語っている。「これは以前から懸念されていた問題です。弁護士たちは何度も示談交渉を試みましたが、行き詰まっていました。アンディとスチュワートは裁判以外に選択肢はないと判断し、訴訟を起こしました。彼らは数百万ポンドの著作権料の支払いを求めています」
ポリスは1977年に結成され、1980年代半ばに解散。その後、2007年から2008年にかけて再結成ツアーを行い、世界各地で151公演を成功させた。
しかしスティングは、この再結成ツアーについて後悔の念を抱いていると明かしている。過去に「リーダーズ・ダイジェスト」誌で「当時、このツアーをノスタルジアへの回帰だと考えていたんだ。それはまさに当時の僕の気持ちであり、今も変わらない。これは一緒にいた人たちや、その後の展開を軽視しているわけではなく、ただ最後に僕がどう感じたかということなんだ」と回想。一方で「正直に言うと、あのような記憶にはしたくなかった」と思いを振り返っていた。