マーベル映画「マダム・ウェブ」(2024年)でスパイダーウーマンとなるジュリア・コーンウォール役を演じ、ドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」でも人気を博した女優シドニー・スウィーニーが、「007」シリーズ最新作のボンドガール最有力候補として注目を集めている。米メディアによると、新作の監督に就任したドゥニ・ヴィルヌーヴが、シドニーの出演を打診しているほか、AmazonのCEOジェフ・ベゾス氏もシドニーの起用を支持しているという。現在、「007」シリーズはAmazon傘下のMGMが製作を担当しており、長年プロデューサーを務めてきたバーバラ・ブロッコリとマイケル・G・ウィルソンから製作権を獲得している。
英紙「ザ・サン」日曜版に語った関係者は「ボンド役のキャスティングリストで、シドニーが最有力候補です」と明かした。「(監督の)ドゥニは、彼女が非常に才能に恵まれているだけでなく、若い世代を魅了する力を持っていると考えています。それが、このシリーズの現代化に不可欠だと考えているんです」と説明。「それに、シドニーは運動能力に優れ、肉体的なシーンもこなせるだけでなく、女性らしさも兼ね備え、ボンドガールの伝統を受け継いでいます」とコメントしている。
一方で、ジェームズ・ボンド役は2021年公開の「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」を最後にダニエル・クレイグが降板しており、新作では新たな俳優がボンド役を務める予定。監督に就任したヴィルヌーヴは、シリーズの「伝統を尊重する」意向を示している。