英国のチャールズ国王が8日夜、訪英中のエマニュエル・マクロン仏大統領をウィンザー城に迎え、国家晩餐会を開催した。ローリング・ストーンズのミック・ジャガー、歌手エルトン・ジョンをはじめ、女優クリスティン・スコット・トーマス、歌手MIKA、司会者フレッド・シリエ、女子サッカーのイングランド代表GKメアリー・アープスらも招待され、英国王室と著名人たちが一堂に会した。
晩餐会にはカミラ王妃、ウィリアム皇太子夫妻、アン王女、エディンバラ公爵夫妻も出席。チャールズ国王は英仏両言語でスピーチを行い、マクロン大統領夫妻を歓迎した。
両国の歴史的絆と連帯、そして協力への意志を語った国王は、ウィンザー城が祖先でありマクロン大統領の「かつての同胞」でもあるウィリアム・ノルマンディー公によって1070年に築かれたことに触れ、皇太子一家が現在この城を住まいとしていることにも言及。「仏英両国は強い絆と価値観を共有する同盟国。今こそパートナーシップの力で複雑な脅威に立ち向かう時だ」と述べた。そして最後に、英仏の歴史的な友好関係を称えつつ、これからの両国の絆は「より親密な友情」へと進化していくだろうと語った。