レゲエ界のレジェンド、故ボブ・マーリーの長男であるジギー・マーリーが、父の精神にインスピレーションを受けた新作絵本「Pajammin'」を発表した。「ピープル」誌のインタビューで、ジギーは「父の影響を受けた唯一の本だ」「この本に込めたエネルギーは、父が持っていたものと同じなんだ」と語っている。
キャリアを通じて8度のグラミー賞を受賞しているジギーは、家庭では子どもたちへの読み聞かせを大切にしているという。「妻と下の子どもたちは今でも寝る前に本を読んでいる。僕には7人の子どもがいて、上の子はもう大きいけど、下の4人は僕が年を重ねてから授かった子たちなので、一緒に本を読む時間が多かったよ」と語る。
12歳のときに父ボブを亡くしたジギーだが、父との記憶は今も鮮明に残っているという。1981年5月、36歳でがんによりこの世を去ったボブについて、ジギーは「父は僕のサッカーの試合があるたびに送り迎えしてくれた。一緒にプレーするのが大好きで、それが僕たちをつなげていた」と振り返っている