俳優のジョー・キーリー(33)は、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の共演者たちと「一生の絆」で結ばれているという。ネットフリックス配信の同ドラマでスティーブ・ハリントン役を務めたジョー、若いキャスト同士で支え合っていた当時を振り返った。
ミュージシャンでもあるジョーは、同ドラマの共演者チャーリー・ヒートンとナタリア・ダイアーにインスパイアされた自身の楽曲「チャーリーズ・ガーデン」についてガーディアン紙にこう語る。「この曲は僕に多大な影響を与えてくれた(『ストレンジャー・シングス』が撮影された)アトランタの皆に捧げる曲だ」「あそこのコミュニティは僕が想像していた以上に自分にとって大切なものだった。皆一生の絆で結ばれている」「僕らにはいつも仲間がいた。マコーレー・カルキンのように1つのことに1人きりではなかった。そういう意味で僕はとても幸運だと常に思っていたよ。自分は8分の1だったから」
現在Djoという別名義で音楽をリリースしているジョーだが、当時は同ドラマのために自身が所属していたバンド、ポスト・アニマルから脱退しなければならず、活動していたシカゴでの日々への思いから抜け出せずにいたそうだ。「またとないチャンスだ。無名の中から引き抜かれ、このことに打ち込み世間から注目されるようになった」「けど直後には、『ちょっと待ってくれ!友人やコミュニティの感覚が恋しい』って。納得できるまで数年かかったよ」
そんなジョーは新しい人々との出会いは苦手で常に恐怖や不安が伴うという。「毎日不安と恐怖に悩まされている。いい例がホテルとかに帰ってきた時に、『飲みに行って、新しい人と会おう。いや待てよ、上がって部屋に戻ろう』とかね」「交流することの不安と新しい友人との出会いや経験が常にせめぎ合うんだ。誰かに話しかけに行く価値があるとわかりつつ、『今は安全な所にいた方がいい』なんて声が囁いてくる」
そしてこのような問題は自身の名声のせいではないとして、「ノー、そうじゃない。拒絶されるのが恐いだけだ。誰もが問題を抱えている。必死で他人と繋がりたい一方でそれを怖がっている」と続けた。