世の中は学歴社会といわれ、学生の頃に受験勉強に精を出した人も少なくないだろう。小説を漫画化した『剣と魔法と学歴社会 ~前世はガリ勉だった俺が、今世は風任せで自由に生きたい~』(漫画:田辺狭介、原作:西浦真魚、キャラクター原案:まろ)は、主人公が異世界転生後も学歴社会に縛られるというファンタジーが描かれた一作だ。X(旧Twitter)に第1話がポストされると、2000を超える「いいね」が寄せられている。
「世の中は学歴がすべて」という教育方針で育ち、ガリ勉だった主人公は、ユグリア王国の子爵家三男の「アレン」として転生した。前世ではネットのファンタジー小説を読んでおり、憧れの異世界に転生したものの、転生後の世界もまさかの学歴社会だったのだ。そして、アレンとなった主人公は、執事兼家庭教師に付き添われながらも、天才だけが集まる王立学園の合格に向けて勉強するのだが…。
読者からは「途中で人生の真理に気づく場面で感動した」「前世の得意分野を生かすシーンはアツくなった」などの声が。そこで作画を担当する田辺さんに、同作を描くことになった経緯について話を聞いた。
―同作の作画を担当することになった経緯をお教えください。
Twitter(現X)のダイレクトメッセージで担当編集者の方にお声がけいただきました。Web版の原作は、当時で既に小説単行本7冊程度の分量があったのですが、2、3日で一気に読み切って、すっかり小説のファンになってしまったので、喜んで担当させていただくことになりました。
―第1話の中で、特にお気に入りの場面があれば、理由と一緒にぜひお聞かせください。
オムツのシーンです(笑)。第1話は特に、情報の取捨選択と出す順番に悩みましたが、原作の大きな魅力のひとつが会話劇だと思いますので、自分自身も読んでいて笑ったゾルドの台詞を、大きめのコマ配分で演出できて良かったです。
―読者にメッセージをお願いいたします。
ここまで読んでくださってありがとうございます! 最初の何話かはWebで無料で読めるかと思いますので是非……面白かった人は単行本のほうも何卒……そして原作小説はめちゃくちゃ面白いのでオススメです!
<田辺狭介さん関連情報>
▽X(旧Twitter)
▽『剣と魔法と学歴社会 ~前世はガリ勉だった俺が、今世は風任せで自由に生きたい~』をカドコミで読む
https://comic-walker.com/detail/KC_002787_S/episodes/KC_0027870000100011_E?episodeType=first
▽『剣と魔法と学歴社会 ~前世はガリ勉だった俺が、今世は風任せで自由に生きたい~』(Amazon)