ホワイトタイガーの写真集「とらのこ」(辰巳出版)がこのほど発売され、話題を呼んでいる。「伊豆アニマルキングダム」(静岡県東伊豆町)で暮らす猛獣親子の愛らしい一面を収録したもので、ペットではないがAmazon「ペット」部門で1位を獲得するなど人気を集めている。
同作は、トラやライオンなどネコ科の猛獣たちが見せる“ネコっぽい姿”をおさめた大ヒット写真集「ほぼねこ」の著者・RIKU氏による第2弾写真集。3度の出産・育児をこなしてきた母トラ「シロップ」と子トラたちのにぎやかで可愛らしく愛情たっぷりの写真で構成されている。2024年9月に生まれた赤ちゃんタイガー「ツキ」「シグレ」の写真も多数収録されている。
ホワイトタイガーは現在、野生では存在が確認されていない希少なネコ科動物。インドでは「神の化身」と考えられ、姿を見た人には幸運が訪れるという伝説もある。同写真集に登場する「シロップ」も、ファンからたびたび「神々しい」という声が寄せられており、写真の中でもその魅力を発揮している。
発売に先だって、RIKU氏と伊豆アニマルキングダムがそれぞれ公式SNSで告知すると、ネット書店や伊豆アニマルキングダム公式オンラインショップに予約が殺到。Amazonでは「猫」「ペット」「写真」など計5部門でベストセラー1位を獲得した。(4月16日調べ)
RIKU氏は出版に際してコメントを発表。「この写真集は、シロップ親子の軌跡を残すものですが、そこには確かに生きている命と育まれる絆があります。ページを通して、彼女たちの表情や仕草から、その優しさやつながりを感じ取っていただけたならとても嬉しいです。そして写真では伝えきれない魅力がシロップ親子にはまだまだたくさんあります。ぜひ、伊豆アニマルキングダムに会いにいってみてください」と思いを寄せた。